フットサルを始めたばかりの頃、「ポジションって結局どこをやればいいの?」と迷いませんか。

サッカーと名前が違ううえに、4つもあって分かりにくいですよね。

この記事では、フットサルの4つのポジション(ゴレイロ・フィクソ・アラ・ピヴォ)の役割と、初心者がどこから始めるとよいかを解説します。筆者は地域リーグでプレーする現役で、実際にアラやフィクソをやってきた経験からお伝えします。

読み終えるころには、「自分はまずどのポジションから始めればいいか」の見当がつくはずです。

※本記事はアフィリエイト広告を含みます。読了時間:約8分。

フットサル初心者の結論図解。気軽に始めて少しずつ広げる3ステップ(個サルはどこでもOK・入口は得意なプレーで選ぶ・最終的に全ポジション理解)と、得意プレー別のおすすめポジション、ダイヤモンド配置図を1枚にまとめた図

先に結論だけお伝えします。フットサルのポジションは4つありますが、初心者は「気軽に始めて、少しずつ広げる」のが正解です。

  • 個サルなら、どこでもOK
  • 入口は、自分の「得意なプレー」から選べばOK
  • 最終的には、全ポジションを理解するのが上達の近道(フットサルは流動的だから)

理由を、これから1つずつ解説します。

📋 目次(全5セクション・8分で読めます)
  1. フットサルのポジションは4つ
  2. 各ポジションの役割
  3. 初心者はどこから始める?
  4. サッカー経験者ほど注意・ポジションは流動的
  5. まとめ

フットサルのポジションは4つ

フットサルのポジションは、ゴレイロ・フィクソ・アラ・ピヴォの4つです。サッカーと違い、ポルトガル語の名前が使われます。

最初は聞き慣れないと思いますが、名前は覚えなくても大丈夫です。まずは「4つある」とだけ掴んでください。

フットサルの基本陣形ダイヤモンド型(1-2-1)。最後尾にゴレイロ、後方にフィクソ、左右にアラ、最前線にピヴォを配置した図

基本の並びは「ダイヤモンド型」と呼ばれる形です。後ろからゴレイロ、フィクソ、左右にアラ、前にピヴォ、という配置をイメージしてください。

なお、フットサルにはゴレイロが攻撃に参加する「パワープレイ」という戦術もあります。攻撃時に人数を増やして数的優位をつくるやり方です。

ただ、これは少し上級者向けなので、ここでは「そういう戦術もある」とだけ覚えておけば十分です。詳しくはシリーズのゴレイロ特集で解説します。

各ポジションの役割

4つのポジションには、それぞれ違う役割があります。1つずつ見ていきましょう。

ゴレイロ

ゴールを守る、最後の砦

サッカーのゴールキーパーにあたります。シュートを止めるだけでなく、味方へのパスの配り方も大切な役割です。

フィクソ

守備の中心であり、攻撃の司令塔

一番後ろに位置しますが、ただ守るだけではありません。攻撃のときはパスを散らす司令塔になり、守備のときは味方全体をまとめる統率役にもなります。攻守の両方で頭を使うため、フットサルの理解が必要なポジションです。

アラ

左右を駆け上がる、運動量タイプ

左右のサイドを担当する、運動量の多いポジションです。コートを上下に走り続けるため、走れる体力が求められます。ドリブルやスピードを活かした1対1も見せどころです。

ピヴォ

一番前に位置する、攻撃の起点

相手を背負ってボールをキープし、シュートや味方への落としを狙います。体格のいい選手は前線でボールを保持しやすく、チームにとって大きな強みになります。

ただ、体格が絶対というわけではありません。前に張らず動き回るタイプのピヴォもいますし、工夫次第で小柄な選手でも十分にこなせます。前に張り続けるタイプと、広く動き回るタイプがあり、チームの戦術で動き方が変わります。

初心者はどこから始める?

「結局、自分はどこから始めればいいの?」が一番知りたいところですよね。

結論から言うと、個サル(個人参加のフットサル)なら、どこでも大丈夫です。気負わず、いろいろやってみてください。

そのうえで「自分に合うところから始めたい」なら、自分の得意なプレー・好きなプレーから選ぶのがおすすめです。

得意なプレーから選ぶと、ぴったりのポジションが見つかる

「運動量が多いポジションは大変そう…」と身構えてしまいますよね。でも、ポジション選びでいちばん分かりやすいのは「自分の得意なプレー・好きなプレー」から逆算することです。特にサッカー経験がある方は、当時のポジションが大きなヒントになります。

こんなプレーが好き/得意おすすめポジションなぜ?
ドリブル突破・スピード・1対1 アラ 相手と正面から1対1になる場面が多い
パス・視野の広さ・組み立て フィクソ サッカーのボランチと役割が近い
前線でキープ・点を取る ピヴォ 最前線で体を張ってゴールを狙う
ゴールを守る・GK経験 ゴレイロ ただしサッカーのGKとは別物

表はあくまで入り口の目安です。それぞれ、もう少しだけ補足します。

アラ:相手と1対1で正面から向き合う場面が多いポジションです。ドリブル突破やスピードを武器にできる選手が、力を発揮しやすいです。

フィクソ:サッカーでボランチをやっていた方に、しっくりくることが多いです。パスでゲームを組み立て、チーム全体のバランスを整える役割が似ています。

ピヴォ:最前線で体を張ってボールをキープし、ゴールを狙います。「とにかく点が取りたい」という人に向いています。

ゴレイロ:GK経験者が、自然と収まりやすいポジションです。ただし、フットサルのゴレイロは足元でパスを受けて攻撃の起点にもなる、サッカーのGKとはかなり別物です。同じGKだからと油断せず、新しいポジションのつもりで取り組んでください。

とはいえ、これも入り口の目安にすぎません。やってみたら別のポジションのほうが楽しかった、ということもよくあります。まずは得意を入り口にして、少しずつ広げていきましょう。

サッカー経験者ほど注意。ポジションは流動的

ここが、この記事で一番お伝えしたいところです。とくにサッカー経験者の方は、ぜひ読んでください。

サッカーをやっていた方は、「自分はこのポジション」という固定の感覚を持っていることが多いです。でも、その感覚のままだと、フットサルは難しく感じるかもしれません。

サッカー(ポジション固定・11人)とフットサル(流動的・5人)の対比図。フットサルは状況に応じて全員がどのポジションもこなし入れ替わる

フットサルは、とても流動的なスポーツです。試合の中で、どのポジションにもつくことがあります。攻めているときと守っているときで、立ち位置がどんどん入れ替わります。「自分はアラだから、ここしかやらない」では通用しません。

だからこそ、サッカーの「ポジション固定」の頭を、いったん切り替える必要があります。最初は戸惑うと思いますが、これはフットサルの面白さでもあります。

まずは自分の得意なプレー、好きなプレースタイルを見つけてください。そして、それに合ったポジションから始めてみる。これがおすすめの入り方です。

ただし最終的には、どのポジションもある程度は理解しておく必要があります。流動的に動くからこそ、全体が見えているとプレーが一気に楽になります。

まとめ

最後に、この記事のポイントをまとめます。

📌 この記事のポイント

  1. フットサルのポジションは、ゴレイロ・フィクソ・アラ・ピヴォの4つ
  2. ゴレイロはゴールを守る最後の砦、フィクソは攻守で頭を使う司令塔・統率役、アラは運動量とサイドの担い手、ピヴォは攻撃の起点(体格が活きるが、絶対ではない)
  3. 個サルならどこでもOK。自分の得意なプレーに合うポジションから始めるのがおすすめ
  4. サッカーの「ポジション固定」の感覚は、いったん切り替える
  5. まず得意を見つけ、最終的には全ポジションを理解するのが上達の近道

フットサル初心者シリーズ案内

本記事は、フットサル初心者シリーズの第2弾です。

ポジションを理解したら、次は実際の試合での動き方です。シリーズ#1のルール記事と合わせて読むと、試合がもっと面白くなりますよ。

※本記事は筆者の現役プレーヤーとしての実体験に基づいて執筆しています。本サイトの編集方針・著者プロフィールはこちらでご覧いただけます。