個サルには毎週のように通っている。パスも回る。楽しい。
でも、上手くなっている実感だけが、どうしても湧いてこない。
そんなときにいちばん効いたのは、上手い人の真似をすることでした。
ただし、真似する相手を間違えると効きません。自分は最初、Fリーグの試合を見て真似しようとして、うまくいきませんでした。
この記事は、個サルに通っていた頃に自分が実際にやっていたことだけを書いています。練習メニューは出てきません。読み終えたときに、次の個サルで「誰を見るか」が1人決まっている——そこを目指して書きました。
📋 目次(全7セクション・6分で読めます) ▼
上手くなる近道は、上手い人の真似だった
結論から書きます。個サルに通いながら上手くなるいちばんの近道は、上手い人の真似をすることでした。
見て、知って、やってみる
順番はこうです。
見て、知って、やってみる
見る:上手い人が何をしているかを、プレー中に観察する
知る:何をしているのかが分かる(「あ、受ける前に一歩止まってる」)
やってみる:次の自分の番で、同じことをやってみる
この3つのうち、抜けやすいのは1つ目です。個サルは楽しいので、気づくと自分がボールを触ることだけを考えています。
技術より先に「見る相手」が要る
練習メニューを増やすより先に、見る相手を決めるほうが早いと自分は感じました。メニューは1人でできますが、フットサルは相手と味方がいて成立します。目の前に見本がいるなら、そこから取るほうが近道です。
真似する相手を間違えると、効かない
ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。
Fリーグの試合は、速さも強度も違いすぎた
自分はFリーグの試合も見ていました。ただ、プレースピードも当たりの強さも違いすぎて、参考にしづらかったのが正直なところです。真似しようとしても、そもそも同じ速さで足が動きません。
レベルが違いすぎる人の真似をするのは、あまり良くないのかもしれません。
💡 ただし、解説してくれる動画は別でした
元プロの選手が解説している動画は、見ていて参考になりました。試合の映像は「結果」しか映っていませんが、解説は「なぜそうするか」を言葉にしてくれます。同じ「プロ」でも、試合と解説は別物です。真似できないのは試合のスピードであって、考え方のほうは持ち帰れます。
見るのは「同じコートにいる、少し上手い人」
自分が普段いちばん見ていたのは、同じ個サルに来ている、自分より少し上手い人でした。
同じコート、同じレベル帯、同じ人数。条件が近いぶん、その人がやっていることは、そのまま自分にも起きることです。だから真似が成立します。
とはいえ、初対面ばかりの個サルで「自分より少し上」を見分けるのは、最初は難しいと思います。自分の場合も、一目で分かったわけではありません。対峙したり、ゲームを見たりしているうちに、だんだん分かるようになってきました。
目印にしていたのは、この2つ
自分がマークについたときに、取りづらいと感じた人
ゲームを見ていて、気づくとフリーでもらえている人
とくに2つ目は、技術というより立ち位置の差です。ここが自分に足りていない部分だと分かりやすいので、見る相手としては向いていました。
初心者同士で見合っても、見本にならない
逆に、始めたばかりの人同士で見合っても、見本にはなりません。「自分と同じところで困っている人」を見ても、答えは出てこないからです。
少し上。ここが大事だと思っています。
まず見るのは、ボールの持ち方とトラップ
見る相手が決まったら、次は「どこを見るか」です。自分が最初の頃によく見ていたのは、2つでした。
ボールの持ち方
上手い人がボールを持っているとき、足のどこでボールに触っているかを自分は見ていました。つま先なのか、足の裏なのか、内側なのか。相手が来たときにどこに置いているか。
見ていると、自分とは置き場所が違うことに気づきます。
トラップは「仕方」と「止める位置」
もうひとつはトラップです。自分が見ていたのは、トラップの仕方と、ボールを止める位置の2つでした。
同じパスを受けても、止める場所が人によって違います。足元に置く人、体の横に置く人、少し前に流す人。自分と比べてどこが違うかは、同じコートで見ていると分かります。
「個人戦術」は真似しやすい
フットサルには個人戦術という言葉があります。真似の対象として、ここがいちばん取りやすいと自分は感じています。
個人戦術とは何か
チーム全体の約束事ではなく、味方との打ち合わせが要らないプレーのことです。その場で自分が何を選ぶか、という話だと思ってください。
相手がいて初めて成立するので、1人で完結するものではありません。ただ、チームの決めごとを待たなくていいぶん、個サルでもその日から試せます。
例:受ける前のフェイク
代表的なのが、ボールを受ける前のフェイクです。裏に抜ける動きを見せて、相手がついてきたところで止まる。それだけでマークとの距離が空いて、パスが受けやすくなります。
打ち合わせは要りません。自分の判断だけで始められて、しかも効果がすぐ分かります。
※図の中の「フィクソ」「アラ」はポジションの名前です。この記事では覚えなくて大丈夫です。
「個人技術」とは少し違う
技術そのもの(止める・蹴る)の話とは、少しずれます。フットサルとサッカーの違いを扱った記事でも触れていますが、フットサルは個人の技術と、2人組の連係がどちらも効いてくる競技です。ここで言っているのは、その手前の「選び方」のほうです。
💡 個人技術と連係の話は、こちらでまとめています
見るだけで終わらせない。やってみて、聞く
その場で試す
見て、分かった気になっただけでは、たいてい身につきませんでした。同じ日のうちに、自分の番で1回やってみる。うまくいかなくても構いません。
うまくいかなかったら、その人に聞いた
自分がやっていたのは、これです。うまくいかなかったら、真似した本人に聞いていました。
「さっきのあれ、どうやってるんですか」だけで通じます。
聞くのは、休憩のあとか、終わったあと
タイミングは決めていました。プレー中ではなく、休憩に入ったあとか、その日が終わったあとです。
プレー中は相手も自分のことで手一杯ですし、聞くほうも息が上がっています。休憩後なら、さっきの場面をお互い覚えているぶん、話が早いのだと思います。
自分の場合、聞いて嫌がられたことはありませんでした。
💡 個サルの雰囲気や持ち物は、こちらでまとめています
個サルでは、周りの人が自然と教えてくれる場面もあります。ただ、待つより自分から聞いたほうが早いというのが、通っていたときの実感です。
今日の個サルで、1つだけ決めて行く
全部やろうとすると、結局どれも見られません。自分がすすめたいのは、1人・1つ・1回です。
1人・1つ・1回
これなら、プレーしながらでもできます。
見た後に「何をするか」は、別の記事で
見る対象が決まったあと、動き方そのものを知りたくなったら、そちらは別の記事にまとめてあります。
💡 見たあとに「どう動くか」は、こちら
まとめ
この記事のポイント
📌 この記事のポイント
- 個サルで上手くなる近道は、上手い人の真似。見て、知って、やってみる
- 真似する相手を間違えると効かない。Fリーグの試合は速さも強度も違いすぎた
- ただし解説してくれる動画は別。試合と解説は分けて考える
- 見るのは同じコートにいる、自分より少し上手い人(マークして取りづらい人/フリーでもらえている人)
- 見るところはボールの持ち方とトラップの仕方・止める位置。うまくいかなかったら、休憩後か終わったあとに、その人に聞く
最後に、正直なことを
自分は、通っていた当時上手くなっている実感はあまりありませんでした。毎回うまくいったわけでもありません。
ただ、後々になって振り返ると、あのときの経験が今の自分のプレーや、チームの仲間に伝えられていることも、少なからずあったんじゃないかと思っています。
今日の個サルで、見る人を1人決めてみてください。