サッカーをやっていた人が個サルに来ると、ボールを止めたはずなのに流れていったり、止めた瞬間に取られたりします。足裏で止めるのがいいとは聞くけれど、どう止めればいいのかは、はっきりしない。

この記事では、フットサルで足裏を使って止める理由と、足の形、止める位置をまとめます。結論を先に書くと、フットサルで足裏を使うのは「相手が近い」から。上から押さえず、斜めに迎えて、足元に止めます。

筆者は中学までサッカー部で、個サルから始めて、いまはチームで地域のリーグに出ています。その体験と、Fリーグのクラブのスクールのコーチが公開している文、監修者のいる記事を並べて確かめました。

読み終えると、次の個サルで試すことが1つ決まります。

上から押さえず、斜めに迎えて、足元に止める、という結論と、足裏を使うのは相手が近いから・つま先を上げてかかとを下げて斜めに迎える・基本は足元で相手が近いときは少し動かして遠ざける、の3つを示した図解
📋 目次(全8セクション・6分で読めます) ▼
  1. フットサルで足裏を使うのは、相手が近いから
  2. サッカー経験者がやりがちなのは「サッカーのトラップ」のまま
  3. 足の形=上から押さえず、斜めに迎える
  4. 止める位置=基本は足元。相手が近いときは、少し動かして遠ざける
  5. インサイドトラップでは止めないのか
  6. 身につけ方=見て、真似して、やってみる
  7. 止められるようになると、どう変わるか
  8. まとめ

フットサルで足裏を使うのは、相手が近いから

狭いコートでは、足元にピタッと止める

フットサルのコートはサッカーより狭く、ボールを受けるときには、たいてい近くに相手がいます。

kanata.kanata. の実体験

狭いコートで相手が近いので、自分の足元にピタッとボールを止めるためです。

足裏で止める理由は、これに尽きます。足裏なら、ボールの上に足を置く形になるので、ボールが自分の足元に残ります。

サッカーの「運ぶ」止め方との違い

サッカーの経験がある人ほど、ここで止め方が変わります。サッカーでは、インサイドトラップで次に蹴りたい所に運ぶと思います。フットサルで同じことをすると、自分からボールが離れて、寄せられて取られます。運んだ先に相手がいるからです。

POINT 01

フットサルは、止めた所にそのまま相手が来る。だから足元に止める

スクールのコーチも「ピタッと止めやすい」と書いている

Fリーグのクラブ、名古屋オーシャンズのフットサルスクールのコーチが、足裏を使う良さをブログに書いています。

①動いているボールをピタッと止めやすい。

③前後左右、どの方向にもボールを動かしやすい。

(名古屋オーシャンズフットサルスクール 豊田校ブログ「【豊田校】フットサル特有?足裏を使うことのメリット」2020年11月6日)

止めやすく、止めたあとにどの方向にも動かしやすい。相手が近い場面で、この2つがそろうのが足裏です。

サッカー経験者がやりがちなのは「サッカーのトラップ」のまま

個サルで見ている、いちばん多い止め方

個サルで初心者がよくやっているのは、サッカーの止め方=インサイドトラップで運ぶ止め方です。ひとことで言えば、サッカーのトラップのままになっている、ということです。

本人は止めたつもりでも、ボールは体から離れています。フットサルでは、離れた先に相手がいます。

なぜ、それで取られるのか

止め方より先に、止めたボールの場所を見てください。

【図1】止め方より先に、止めた場所を見る

❌ よくある形

インサイドトラップで「次に蹴りたい所」へ運ぶ。サッカーの癖がそのまま出ている形

足の形=上から押さえず、斜めに迎える

つま先を上げて、かかとを下げて迎える

足裏で止めるときの足の形です。

kanata.kanata. の実体験

もう当たり前になっていて意識はしてないんですが、トラップの瞬間上から抑えるのではなく斜めにして迎えるイメージ

「斜めにして迎える」は、つま先を上げて、かかとを下げた形です。足の裏を、転がってくるボールに向けて斜めに見せる形になります。

横から見た足の形の比較。左は足の裏を地面と平行にして上からボールを押さえる形、右はつま先を上げてかかとを下げ、斜めにしてボールを迎える形
左(×):足の裏を地面と平行にして、上からボールを押さえる → ボールが流れる右(○):つま先を上げて、かかとを下げて、斜めに迎える → ボールが足裏に当たって止まる【図2】横から見た足の形。かかとは地面の近く、つま先は上

上から押さえると、ボールが流れやすい

ボールの上から足を落とすと、ボールが流れやすくなります。足裏トラップで「流れる」と感じている人は、まずここを見てください。

POINT 02

足を「落とす」のではなく、斜めにして「迎える」

コーチの言葉=「アクセルやブレーキを踏む様な姿勢」

同じ形を、スクールのコーチは別の言葉で書いています。

車のアクセルやブレーキを踏む様な姿勢をつくり、足裏でボールを迎えれば、ほぼ100%ボールをピタッと止めれます!(土のグラウンドでは難しい場合有り。)

(名古屋オーシャンズフットサルスクール 豊田校ブログ・同上)

つま先を上げて、ボールの中心を指先でつかむようなイメージでトラップしましょう。

(スポーツナビDo「フットサルの基本「足裏トラップ」」監修 横山哲久・2019年7月7日)

アクセルを踏む足は、かかとが下、つま先が上です。言い方は違っても、同じ形だと思います。

止める位置=基本は足元。相手が近いときは、少し動かして遠ざける

相手が遠いときは、足元に

止める位置の基本は足元です。相手が遠いときは、足元に止めます。足元にあれば、次にどこへでも動かせます。

相手が近いときは、足元に止めない

kanata.kanata. の実体験

相手が近い時は、すこし動かして相手から遠ざかるように。

相手が近い場合足元で止めるとすぐ寄せられてしまいます。

動かすのは足裏で、向きは横か斜め後ろです。「足元に止める」が基本で、「相手が近いときは少し動かして遠ざける」がその先の形です。

【図3】上から見た図。青=自分、赤=相手、矢印=ボールの動き

💡 使い分け

「足元に止める」と「少し動かす」は、どちらが正しいかではなく、相手の位置で使い分けます

上手い人を見るなら「止める位置」

別の記事「フットサルが上手くなるには」で、上手い人のトラップを見るときの目印として「仕方」と「止める位置」を書きました。足元に置く人、体の横に置く人、少し前に流す人。この記事の「相手の位置で変える」は、その続きです。

フットサルが上手くなるには →

インサイドトラップでは止めないのか

筆者には、ほぼない

足裏以外で止める場面は、筆者にはほぼありません。

まずは足裏に寄せてみる

インサイドトラップで止めるのが癖になっている人は、個サルのあいだ、意識して足裏に寄せてみてください。止めたボールの場所が変わります。

POINT 03

インサイドトラップを禁止するのではなく、まず足裏に寄せる

身につけ方=見て、真似して、やってみる

筆者も、やっている人を見て覚えた

足裏で止める形は、筆者も、やっている人のを見て覚えたのだと思います。

次の個サルで試すこと

次の個サルで試すなら、他の参加者の真似をして、まずはやってみることです。個サルには、足裏で止めている人がいます。その人の足の形と、止めたボールの場所を見て、次に自分のところへボールが来たとき、同じ形で止めてみる。

POINT 04

1人・1つ・1回。足裏で止めている人を1人決めて、形を1つ真似して、1回やってみる

誰を見るかは、別の記事に

見る相手の選び方(同じコートにいる、少し上手い人)は、上手くなるにはの記事にまとめています。

フットサルが上手くなるには →

止められるようになると、どう変わるか

取られにくくなる

足裏で止められるようになって良かったのは、取られにくくなったことです。

「一気にフットサルぽくなる」

kanata.kanata. の実体験

あと一気にフットサルぽくなります笑

見た目の話に聞こえますが、「フットサルぽくなる」が何かは、やってみると分かります。足元にあるボールについては、スクールのコーチが「前後左右、どの方向にもボールを動かしやすい」と書いています。

その先の話=ボールアタック

足元に止められるようになった人の、一歩先の話です。相手が近いときに、ボールを迎えに行って、受ける位置を変える動きを「ボールアタック」と呼びます。

フットサルのボールアタックとは、パスされたボールに対して自分からボールを迎えに行き、もともといた位置と異なる位置でボールを受けることである。

(フットサル大学 フットテックの記事・題は記事の最後の出典に)

筆者の場合は、迎えに行ったボールを足裏で前に転がして、相手から遠ざかるように止めます。ここから先は、この記事の範囲の外です。まずは、足元に止めるところからです。

まとめ

📌 この記事のポイント

  1. フットサルで足裏を使うのは、相手が近いから。足元にピタッと止める
  2. サッカーの「運ぶ」止め方のままだと、運んだ先に相手がいる
  3. 足の形=つま先を上げて、かかとを下げて、斜めに迎える。上から押さえると流れやすい
  4. 止める位置=基本は足元。相手が近いときは、少し動かして遠ざける
  5. 身につけ方=足裏で止めている人を1人見て、形を1つ真似して、1回やってみる

出典

※本記事は、筆者の個サル・チームでの体験と、2026年10月時点で確認できた公開の説明をもとにしています。出典=名古屋オーシャンズフットサルスクール 豊田校ブログ「【豊田校】フットサル特有?足裏を使うことのメリット」/スポーツナビDo「フットサルの基本「足裏トラップ」」(監修 横山哲久)/フットサル大学 フットテック「フットサルのトンパ(コントラピエ)とは?やり方・コツ・中ドリとの使い分け」