「フットサルの試合って、何分なんだろう」。初めて観る人も、個サルや大会に初めて出る人も、ここで止まります。調べると「前後半20分」と出てくるのに、実際の試合はもっと長かったり、個サルでは数分で終わったりします。

この記事では、フットサルの試合時間を、公式の決まりと、個サル・大会の実際の両方から説明します。結論を先に書くと、公式戦は前後半20分で時計を止める「プレイングタイム」。個サルや個サル主催の大会は施設・大会ごとに違い、時計を止めない「ランニングタイム」がほとんど。止めるか止めないかで試合の長さは大きく変わるので、「何分か」は出る前に確かめます。

公式の数字は、JFA のフットサル競技規則 2025-26 の条文で確かめました。個サル・地域リーグ・ワンデイ大会の時間は、筆者がプレーしてきた中で見てきたものです。

読み終えると、自分が出る試合が「止める試合」か「止めない試合」か、何を確かめればいいかが分かります。

プレイングか、ランニングかで、試合の時間は変わる、という結論と、公式戦は時間を止めるプレイングタイム・個サルやワンデイ大会は時間を止めないランニングタイム・出る前にどちらか確かめる、の3つを示した図解
📋 目次(全8セクション・7分で読めます) ▼
  1. 公式の試合時間=前後半20分の「プレイングタイム」
  2. 時計を止める「プレイングタイム」と、止めない「ランニングタイム」
  3. 公式戦は、実際には何分かかるのか
  4. 個サルの1試合は何分か=施設・主催者で違う
  5. 大会の試合時間=地域リーグは20分ハーフで止める、ワンデイは8〜10分で止めない
  6. ハーフタイム・タイムアウト・延長戦
  7. 出る前に確かめること=止めるか止めないか、1試合何分か、何人で行くか
  8. まとめ

公式の試合時間=前後半20分の「プレイングタイム」

競技規則にはこう書いてある

フットサルの試合時間は、JFA のフットサル競技規則に決まっています。

試合は、プレーイングタイムで20分間の同じ時間からなる 2 つのピリオドで行われ、競技会規定で認められる場合のみ、短縮することができる。

(JFA フットサル競技規則 2025-26 第7条 1)

「ピリオド」は前半・後半のことです。20分が2つで、合わせて40分。これが公式の試合時間です(競技規則の表記は「プレーイングタイム」。この記事では「プレイングタイム」と書きます)。

サッカーの45分×2との違い

サッカーは前後半45分で、時計を止めない「ランニングタイム」です(JFA「サッカー・フットサル・ビーチサッカーの違い」の表)。フットサルは前後半20分で、止まるたびに時計を止める「プレイングタイム」です。

フットサルサッカー
試合時間20分×245分×2
時計止まるたびに止める(プレイングタイム)止めない(ランニングタイム)

「プレイングタイム」とは、時計を止める時間のこと

プレイングタイムは、ボールがプレー中(インプレー)の時間だけを数える方式です。プレーが止まっている時間は、時計も止まります。「20分」は、プレー中の時間が20分、という意味です。

時計を止める「プレイングタイム」と、止めない「ランニングタイム」

時計はいつ止まるのか

時計を止めるのは審判ではなく、タイムキーパーという係です。

ボールがアウトオブプレーになったときに、時計を止める。

(JFA フットサル競技規則 2025-26 第6条 その他の審判員・タイムキーパー)

アウトオブプレーは、ボールがコートの外に出るなどで、プレーが止まっている状態のことです。同じ条文に、止める場面が並んでいます。ボールがコートの外に出たとき。得点のあと。ペナルティーキックやフリーキックが与えられたあと。競技者がけがをしたとき。審判が止めるよう合図したとき。再開のたびに、時計も動き出します。

時計が止まる5つの場面。ボールがコートの外に出た、得点のあと、PK・フリーキックが与えられたあと、けが、審判の合図。止めるのはタイムキーパーで、再開で、また動く 時計が止まる5つの場面 1 ボールがコートの外に出た 2 得点のあと 3 PK・フリーキックが与えられたあと 4 けが 5 審判の合図 止めるのはタイムキーパー。再開で、また動く
【図1】時計が止まる5つの場面(JFA フットサル競技規則 2025-26 第6条)

ピリオドの終わりは、タイムキーパーが笛や音で知らせます(第7条 2)。

ランニングタイム=止めない。同じ「10分」でも短い

ランニングタイムは、時計を止めない方式です。ボールが外に出ても、けがで止まっても、時計は進みます。10分と決めたら、10分で終わります。個サルは、こちらの方式です(理由は下の「個サルの1試合は何分か」で)。

POINT 01

同じ「10分」でも、止める試合と止めない試合では長さが違う

初心者は、ここが分からない

kanata.kanata. の実体験

ランニングとプレイングはわからないんじゃないですかね?プレイングだとどこから時計が進むかもわからないかもしれません

プレイングタイムの試合では、最初のキックオフが正しく行われたあとに時計が動き始め(第6条)、そのあとは止まって、動いて、の繰り返しです。

公式戦は、実際には何分かかるのか

20分×2に、ハーフタイムと止まる時間が足される

公式戦の40分は、プレー中の時間だけです。実際の長さは、止まっている時間と、ハーフタイムが足されます。

競技者には、15分間を超えない範囲でハーフタイムのインターバルを取る権利がある。

(JFA フットサル競技規則 2025-26 第7条 4)

ハーフタイムの長さは大会ごとに決めることになっていて(同じ条)、Fリーグと全日本フットサル選手権はどちらも15分です。

ハーフタイムのインターバルは15分間とし、15分を超えてはならない。

(Fリーグ 2026-27 大会概要)

筆者の体感=1時間強

筆者が出ている地域リーグ(時計を止める試合)では、始まりから終わりまでで、大体1時間強です。40分の試合が、1時間を少し超えます。

公式戦1試合の内訳。前半20分と止まった時間、ハーフタイム7〜15分、後半20分と止まった時間で、全体で1時間強(筆者の体感)。20分×2は、プレー中の時間だけ 公式戦1試合の内訳 前半 20分 +止まった時間 ハーフタイム 7〜15分 後半 20分 +止まった時間 全体で1時間強(筆者の体感)
「20分×2」は、プレー中の時間だけ※帯の長さは時間の比ではありません。ハーフタイムの7分は筆者の地域リーグ、15分は競技規則の上限【図2】公式戦1試合の内訳
POINT 02

「40分」のつもりで行くと、終わるのは1時間以上あと

個サルの1試合は何分か=施設・主催者で違う

筆者が見てきた目安

kanata.kanata. の実体験

大体5、6分くらいですかね?

個サルの1ゲームは短く、チームを入れ替えながら回します。

休憩は、ほかのチームの試合中

個サルでは、ほかのチーム同士の試合中が休憩になることが多いです。自分たちが出ていない試合の間に、次の出番を待ちます。

個サルは時計を止めない=競技規則は、個サルの時間を決めていない

kanata.kanata. の実体験

個サルの試合は止めません。個サル主催の大会も止めない(ランニングタイム)がほとんどです。なぜならプレイングタイムだと審判(タイムキーパー)が必要になりボールが外に出るたびに(アウトプレー)時計を止める必要があるためです。

競技規則に、個サルの試合時間を定めた条文はありません。個サルの時間は、施設や主催者が決めています。

⚠️ 注意

個サルの「何分」は、施設の案内か、当日の説明で確かめる

大会の試合時間=地域リーグは20分ハーフで止める、ワンデイは8〜10分で止めない

競技会規定で短くできる

公式の20分×2が原則で、大会の規定で短くできます(第7条 1「競技会規定で認められる場合のみ、短縮することができる」)。ユース・年長者・障がい者・グラスルーツのフットサルについては、協会が試合時間を修正できる決まりもあります。

(同じ時間の)第 1 ピリオドと第2 ピリオドからなる試合時間(および、同じ時間の 2 つのピリオドからなる延長戦の時間)

(JFA フットサル競技規則 2025-26「フットサル競技規則の修正」=協会が修正できる項目の1つ)

年代別に何分かは、それぞれの大会が決めます。

地域リーグ=20分ハーフ・時計を止める・ハーフタイム7分

kanata.kanata. の実体験

20分ハーフのプレイングタイム(時間を止める)ハーフは7分

ハーフタイムは「15分を超えない範囲」なので、7分はその中です。

ワンデイ大会=8分とか10分・時計を止めない

筆者が出てきたワンデイ大会は、8分とか10分のランニングタイム(時間を止めない)でした。公式戦の半分以下の数字ですが、止めないので、数字どおりに終わります。

試合1試合時計ハーフタイム
公式戦(競技規則)20分×2止める15分以内(大会が決める)
地域リーグ(筆者)20分×2止める7分
ワンデイ大会(筆者)8分とか10分止めない—
個サル(筆者)大体5、6分くらい止めないほかの試合の間

【表2】筆者が見てきた試合時間(数字は筆者の体験の範囲)

ハーフタイム・タイムアウト・延長戦

タイムアウト=各ピリオド1回・1分

チームは、各ピリオドそれぞれ 1 回、1 分間のタイムアウトをとることができる。

(JFA フットサル競技規則 2025-26 第7条 3)

前半で使わなくても後半に持ち越せず、延長戦では取れません(同じ条)。筆者のチームは、試合によりますが、毎試合だいたい使っています。

タイムアウトを取れる場面や、タイムアウト中のことは、ルール完全ガイドに詳しく書いています。
→ ルール完全ガイド「タイムアウトと交代」

延長戦=5分以内×2。長さは大会が決める

それぞれ 5 分間以内で同じ時間の 2 つのピリオドからなる延長戦

(JFA フットサル競技規則 2025-26 第10条 2)

勝者を決める必要がある大会では、延長戦・PK戦・アウェーゴールルールのいずれか(組み合わせも可)で決めます。延長戦の長さは、大会の規定で定めます。

リーグ戦は引き分け、トーナメントは延長→PK

試合は、40分間(第1・第2ピリオド各20分プレーイングタイム)で、勝敗が決定しない場合は、引き分けとする。

(Fリーグ 2026-27 大会概要)

10分間(各5分間からなる2つのピリオド)の延長戦を行い、決しない場合はPK方式により勝敗を決定する。

(JFA 第32回全日本フットサル選手権大会 大会情報)

筆者が出ている地域リーグもリーグ戦なので、延長戦もPK戦も経験がありません。

リーグ戦(Fリーグ)トーナメント(全日本選手権)
勝敗がつかないとき引き分け延長5分×2 → PK
ハーフタイム15分15分

出る前に確かめること=止めるか止めないか、1試合何分か、何人で行くか

施設・リーグごとに違う=確認する

kanata.kanata. の実体験

主催している施設によっても、どこの地域リーグによっても違うので確認は必要だと思います。特にプレイング、ランニングは試合時間が大きく変わるので、ワンデイに関しては試合時間によって参加するメンバーの人数も調整が必要です。思ったより時間が長くてメンバーが足りず体力が持たなかった等はよくあります

確かめることは3つ

箱の言葉のとおり、ワンデイは試合時間で何人で行くかが変わります。

POINT 03

出る前に確かめる3つ=① 1試合は何分か ② 時計を止めるか、止めないか ③ 何試合あるか(ハーフタイム・休憩を含めて)

まとめ

📌 この記事のポイント

  1. 公式戦の試合時間は前後半20分×2。プレー中の時間だけを数える「プレイングタイム」
  2. 時計を止めるプレイングタイムと、止めないランニングタイム(個サル・個サル主催の大会はほとんどこちら)では、同じ数字でも試合の長さが大きく違う
  3. 公式戦は実際には1時間強(筆者の体感)。ハーフタイムは15分以内で、大会が決める
  4. 個サルは施設・主催者で違う(筆者の目安は1ゲーム5、6分くらい・時計は止めない)。競技規則は個サルの時間を定めていない
  5. 出る前に「何分か・止めるか止めないか・何試合か」を確かめる。ワンデイは、それでメンバーの人数を決める

出典

※本記事の公式の数字は、JFA フットサル競技規則 2025-26 と、Fリーグ・全日本フットサル選手権の公開の大会規定(2026年10月時点)によります。個サル・地域リーグ・ワンデイ大会の時間は筆者の体験の範囲で、施設や大会によって違います。出る前に主催者の案内で確かめてください。